更年期に突入した女性は、ホルモンバランスの変化に伴う心身の不調に悩まされることが多いです。
そんな中で日常生活の中で特に大切にしたい生活習慣はずばり入浴習慣です。
良い入浴は、心身のリフレッシュだけでなく、更年期特有の症状を和らげることにも繋がります。
この記事では、その具体的な方法を紹介します。
更年期の女性は、ホルモンバランスの変化により、さまざまな体の不調と症状を感じるようなります。
<更年期の女性が感じやすい症状>
入浴は血行を促進し、リラックス効果があるため、適切な入浴時間と入浴方法でお風呂に入ることで、これらの症状を和らげる助けとなります。
また、体のだるさを感じている場合、入浴による温熱効果で筋肉がほぐれ、身体の疲れも取ることが出来ます。
また、更年期は肌の乾燥や冷え性のトラブルに悩まされることも多いですが、入浴により体を芯から温めることを習慣化することで改善の効果が期待できます。
冷え性の方は、体温を一定に保つために血行が良くなることで、体の内側から温まることができます。
更年期女性にとってバスタイムは非常に重要な日常生活の一部となります。
更年期の女性にとって、最適な入浴時間は何時なのでしょうか?
一般的には、夕方から夜にかけての時間に入浴することが推奨されます。
この時間帯は、体温が自然に上昇し始めるため、リラックス効果を最大限に引き出すことができます。
具体的には、17時から21時までの間が理想的とされています。
また、夜の時間帯の中でも就寝の1時間半前までに入ることを推奨します。
入浴することで体の深部の体温が上がり、お風呂から上がったあとに、体温が下がってきたタイミングで眠りが誘発されます。
入浴後に体温が下がるまで約1時間半程度の時間がかかると言われており、寝る1時間半前までに入浴を済ませることで適切なタイミングで眠りを誘うことが出来ます。
しかし、全ての人が画一的に決まった時間に入浴することが理想的であるとは限りません。
個々人の体質、生活スタイルや体調に合わせて自分にあった入浴時間に調整することも重要です。
例えば、朝に冷えを感じやすい方は、朝に入浴してみるのも良いでしょう。
正しいお風呂の入り方として、まず考えたいのが温度と浸かる時間についてです。
お湯の温度は38~40℃が理想的で、この温度だと体の深部まで温まることができ、また長時間浸かったとしても肌にダメージを与えにくいです。
そして、浸かる時間は15~20分程度が良いとされています。中医学では、疲労時の30分以上の長風呂をお勧めしません。
長風呂をすると、汗と共に体に必要なエネルギーや電解質が体から排出されてしまう恐れがあるためです。
また、長風呂は脱水を起こす、また水圧で心臓や肺に負担をかけるなど、体に負担を強います。
冬場は身体が冷え切ってしまうことが多くなることからお風呂をあたためた上で半身浴をお勧めします。
特に以下に当てはまる方は各注意事項を守って入浴するようにしてください。
更年期女性のための入浴時間と方法について詳しく解説しました。
生活習慣の中で特に大切にしたいのが、心地よいバスタイムです。
自分に合った入浴時間を見つけ、温度と浸かる時間を適切に調整してください。
これらのことを心掛けることで、更年期の女性はより快適な毎日を過ごすことができるでしょう。